日本障がい者スポーツ協会より、「島根県における障害者の理解、障害者スポーツの振興事業」として、1,000,000円の助成金を受け、下記事業を実施しました。
内容
①ボッチャ教室
障害の有無を問わず、より多くの方がスポーツに取り組む機会を提供し、障害および障害者スポーツの理解・啓発を図るとともに、島根県障害者スポーツ指導者協議会およびボッチャ普及員養成講習会受講者に対して、競技運営等を体験してもらう機会を提供するために実施しました。
日時 | 場所 | 受講者数等 |
---|---|---|
9月20日(土) | 出雲体育館(出雲市) | 37名 |
10月19日(日) | 松江市総合体育館(松江市) | 607名 |
11月29日(土) | 大田市民センター(大田市) | 18名 |
12月13日(土) | 島根県立体育館(浜田市) | 22名 |
第1回目の教室は、9月20日(土)出雲体育館にて開催しました。37名の参加者があり、島根県障害者スポーツ指導者協議会の指導員指導の下、真剣に競技を学びました。
第2回目の教室は、10月19日(日)松江市総合体育館にて開催しました。幼児から高齢者まで、障害の有無に関係なく、多くの方々が楽しくボッチャを体験しました。
第3回目、第4回目の教室は、日本ボッチャ協会より講師をお招きし開催しました。
②地域におけるスポーツ活動振興事業
地域において、ボッチャ競技を通じて、障害者スポーツの普及・啓発ならびに障害の理解を図るために実施しました。
具体的には、地域からの要望に応じて、障害者スポーツ指導員を派遣し、競技指導 を行いました。
日時 | 場所 | 参加者数(主な参加者) | 派遣講師数 |
---|---|---|---|
6月14日(土) | 吉賀町民体育館
(吉賀町) |
30名
障害者施設利用者・職員 |
1名 |
7月18日(金) | 弥栄町老人福祉センター
(浜田市) |
18名
地区身障協会会員 |
1名 |
8月23日(土) | 城西公民館
(松江市) |
30名
障害児(者)、家族、支援者 |
2名 |
10月25日(土) | 島根大学
(松江市) |
15名
通所の知的障害者 |
2名 |
※指導講師は、島根県障害者スポーツ指導者協議会より派遣
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③障害者スポーツにおける情報発信事業
パンフレットを作成し、ボッチャ競技の説明、障害者スポーツ指導員派遣について の情報を掲載し県内各地へ発信しました。
また、ホームページにおいて、事業案内・報告などをおこない、より多くの方への情報発信をおこなった行いました。
事業による効果
- 障害の有無を問わず、多くの方々が参加し、障害者スポーツの理解・啓発が促進された。
- 障害者、健常者が同じ空間でスポーツをおこなうことで、障害の理解も深まった。
- 障害者スポーツ指導者協議会会員のスキルアップの場となった。
- ボッチャ競技の団体を組織したいとの声も聞かれ、さらなる発展の兆しがみられた。
- 事業を展開するに当たって、多くの団体と協働することで、各機関と連携を図ることができ、当協会の事業展開においても好循環を及ぼしている。
- ホームページ等の周知の効果もあり、指導の依頼が増加した。そのことで、指導員の活動の場も増え、スキルアップへつながっている。
課題
地域からの指導員派遣の要望も増加しているが、派遣希望日が重複した場合や平日の派遣になると対応しきれない事態があるため、指導員数の増加等を図っていく必要 がある。
まとめ
地道に関係団体と連携をとりながら、数を重ねてきた活動の輪が広がり、障害者スポーツならびに障害の理解につながってきている。
今後は、これらの事業で構築した団体との関係や事業実施のノウハウを活かすことで、事業の広がりをもたせ、スポーツを通じて、障害者の社会参加へつなげていきたい。